ヒラタクワガタときどきゲンゴロウ

ひらたげんごろう

遥か過去だがオオクワガタの形にこだわってブリードしていたことがあった。如何せん大型個体を作るのが得意ではない僕にとっては希望を持てる目標であったかもしれない。

専門誌の表紙を飾るM氏のゴールドや、イニシャル同じくM氏のスペシャルの写真を自分の個体と見比べては理想のパーツを頭の中で組み立ててゆく。

これぞという♂の個体をこれまた選りすぐった数頭の♀に交配させるのは、理想の個体を手にする確率も大きいという事だろう。が、回収した幼虫の数だけ当然飼育材料が必要という事、飼育頭数をコントロールしないと、しがないサラリーマンでは大変な事態に陥ってしまう。

結果は意外にも早かった。かなり満足のいく個体が3代目で出たのだ。

Ako
世のトップブリーダー達なら、ここからカタチの固定をする為のブリードを始めるのだろうが、僕はしなかった。

当時虫屋に勤めてて、月に何万匹と輸入し、検品、販売するだけの毎日。飼育用品も作ってたが満足な養殖をしないでの用品販売はだんだん僕の熱を冷めさせた。

僕にとって「何万匹」輸入出来て、何軒に「卸し」してるかは魅力ではなかった。家でのブリードが心の拠り所であったのに、会社を辞めたと同時にそれも止めてしまった。

あ、前フリはこの位にしておきますわ、中途半端な私めが今度はヒラタクワガタでそれをしようかと。えー?また中途半端に終わるだろってぇ?いやいや今度は案外早く達成出来ると思いますよ。大きさではないですから、カタチですから、まーコレは好みの問題ですから、私が、私だけが満足すればいいわけですから。

昨年からブリードしてるのと幼虫採取ものでお気に入りを見つけるべく、羽化したものを片っ端から穴あくように見て、見て、見て。で、大した事ないなって…。

コイツが満足度90%ってところ。

Photo_3

重視するポイントはほぼ誰もが見るところ。

アゴは太くて短く見える方がいいが、ラインが綺麗なカーブを描いてなくてはダメ。

鋸刃より先も太い方が良い。

アゴが長いと第1内歯から先がその分細いような気がするし、ラインが悪い個体が多いうえ、アゴ先が前を向き、湾曲があまくなる。アゴを閉じたときにあまりにも先細りのカタチに見えてしまう。

内歯の位置は基部より1/3のところにあること。兄弟の中に1頭だけ少し上の奴がいるし、アゴの長い個体の内歯は全体の1/3には見えない。

頭部はそこそこ頭でっかちに見えればいいし、複眼の下方は少し膨らんで「しもぶくれ」がいい。

前胸背板は頭部の幅と程よく変わらず、中央の襟の波がおおきいとなお良い。下方の波もしかり、おおきいほうが良い。

とまあ、独断と偏見で書きました。

「こだわり」はいつも観察してそのものを知ってなくては持てないもの。

あ、そういえば、最近ヒラタをブリードしてるひとのブログを見ます。昆虫詐欺や同定不十分?の問題をも喚起してる同じ兵庫の採集達人、山口のお侍さん、80オーバーを作っちゃう九州のすごい人、外国産や離島産との交雑が報告されている昨今、知識と見る目を持ったこういった人のブログは大変ためになります。よく知っているからこそ交雑の個体に敏感なのでしょう。明らかに本土でないのに売ってるアホたれも居んねんなぁ。おかしいと思わんところが凄いわな。

昨日虫友んとこの羽化報告がきてました。

jyun氏んとこの羽化個体はナカナカぶっとくて、僕の見る要素もあるし、少し悔しいけど、いいんじゃないですかぁー。

Jyun_2
M町F地域 jyun氏屋外ブリードF1個体

「少しオシリがデカない?」って言ってたけど、次世代でそうじゃない個体もでてくるはずだから飼育しといてくださいね。いいのが出たら貰いに行きますわ。


  1. ヒラタクワガタ
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コガタノゲンゴロウの孵化がポツポツと始まりました。自己採集のものだけに、思い入れの有りようが違います。

しかしながら3年のブランクは大きいね。産卵床の準備なんぞ全くしていなかった、結局バコパ頼み、この水草はすぐ腐って酸素を供給しなくなる、卵を取り出した方が無難。5個がカビにやられちった。

幼虫8頭と卵3個だけは確保、田んぼのコナギもオモダカもまだ使えるほど成長してないんで、近所の池に生えてたヘラオモダカを拝借。もう少しだけ産卵頑張ってもらおかー。

1

初齢用のSSサイズのミズムシはちゃんと用意できてるので安心だが、その後の餌が心配。

今の間に確保して冷蔵庫に保管する。鮮度が保てるし、何より加齢して大きくなるのを遅らせることが出来るのが理由。餌同士の共食いも少ないしね。

という事でさっそく餌取り。

以前から通ってる池、アオイトトンボ、アカネ系、クロスジギン、ヤブヤンマ、タカネトンボ他が揃う。

イトトンボの極小サイズを所望じゃ。

Photo
むかーしむかしは春先にシャープしてマルコ、5月にゲンゴロウ、タガメ、6月頭からコガタノってパターンでやってたからねぇ…、もう末でしょー、時期的にヤゴもおおきいんでないかい。

案の定イトトンボのヤゴも終齢、亜終齢がほとんどやわ、おおきいわー。

網に入るのはイト以外も大きいヤゴばかり、ま、ま、クロもナミゲンも3齢でいらっしゃるのでそれも要りますけどね。

モリアオガエルのチビオタマ(1齢にはデカ過ぎるが…)はおびただしい数がいるのでかなり掬えるのだが、個人的には虫餌メインがオオガタノコガタノを作りやすいと思ってる。それにゲンゴロウがオタマに咬みつくとお腹の「ぐるぐる」が飛び出すので。ちとグロい。

てな訳で結局、食うトコあるのっていうくらい平べったいサナエトンボのSSサイズをピンセットで泥の中から選別。2齢11頭の4日分くらいかな、確保。


  1. コガタノゲンゴロウ
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注文の品が届いた。

W_3
ダブルソーダ30個入。

業者かっ!

W_4
パッケージは変わったけど、いやー懐かしい。青じゃなくて少し緑っぽくって

冷凍効いてないと割るとき失敗して片方が少なくなってしまう事も。

ソーダアイスはコレでないと。

……うれしい。


  1. 買い物
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昨日の記事に書いたオオクワガタを採取した切株へ、ゲンゴロウの餌取りついでに行ってみた。というのも、その切株の奥らへんにメクレのあるクヌギがあるのを見てたからだ。

採取したときの追ってた食痕と切株自身の写真を撮影してなかったこともあり、カメラ片手に切株に近寄った。

切株の上にクワガタが!!

ちょっと待ってよー、これって作り話みたいやんかー。きのうの今日やん~。

Wd

昨日何度も見てるからオオクワって解りますてー。でき過ぎやろ~。

コレ、手に取る前の画像でっせ。

右前脚跗節欠損脛節マヒ、左中脚跗節欠損、アゴ摩耗あり、擦れて艶消しの個体。

産卵に来てたのか木屑をいっぱい付けてたたずんでた。

Wd_2

ざっと見て40㎜ぐらい、ウチで羽化したのと同じくらいか。

結構ぼてっとしてる、ブリードされたものかな?、野外の個体をみたの13年程前やからなー。こんなんやたっけー、もっと細身やったような。

こりゃ誰かオオクワ採集のエキスパートの人に聞かないとね。

ひと昔前ならともかく、採集したからK町産てな安易な判断はコワいなぁ。

一応切株はコレ。

Photo_3

3齢が居たのは右の根の部分、かなり固かった。

2

ていうか、ここ連日クワガタ事ばっかりでゲンゴロウ記事書けないな、クロゲンの上陸間近なのに。


  1. オオクワガタ
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先月23日のブログでヒラタ♀9.1gが蛹化した記事を書いた。

今月17日に無事羽化しました。

ナント野外採集の3齢幼虫が40㎜を越えましたわ。

ただ、ヒラタやなかったんですわ。

デコの突起がスゲーお嬢さん???。

F0_3
ヒラタってこんなんやったけ?

F0_2
K町採取オオクワガタ♀40㎜。

オオクワでしょー、これは、間違いなく。

ビンの外から見て、上翅の点刻がハッキリしてんなって思ったけど。

気になって採取日の幼虫の頭部の画像を見てみた。

幼虫判別の記事の時に材料になればと思って撮ってた。

改めて見るとヒラタやないな、アゴまっすぐやわー。

この頭部の点刻もやな、お恥ずかしいかぎりですわ。

F00

頭部側面の「ハ」の刻印もなーい。

F00_2

天然オオクワ(?)には縁の無いあちきがオオクワを採取するとは…。

ヒラタ天然巨大メスを期待してたのが、嬉しいような残念なような…。

確かにコイツは直径50㎝程のクヌギの切り株、剝き出しになった乾燥した根に居た。

いつものように土掘ってこねての採取はしてない。

同じ木からはコクワばかりやからリリースしたっけ、あー1頭だけはヒラタ♀やったわ。

しっかし、兵庫は兵庫でも過去採集例あんのかなーってトコやからねー、どうなんでしょ。

とりあえずその近辺で樹液採集してみましょ。


  1. オオクワガタ
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行ってきました。

何処へって?22年ぶりの東京ですねん。

目的はコレです。

Gft
いやいや、なるほど、18メートルともなるとすんごいですな。

DiverCityのなかには直径16mのドーム型スクリーンで3D映像も楽しめたり、ミュージアムスペースもあって、ファンなら涙ものですにゃー。

2009年も、東静岡も行けなかったんで感動です。

入場者もかなり増えたので、名残惜しくも早々にお台場を後にし、次の目的地に。

東京都から西へ西へと移動。

ここからは残念ながら地名を出す事が出来ないが、数か所を経て、とある山村に到着。

いくつか池はあるのだが、案の定ひとつ目の池は立ち入り禁止の立札、残る池も恐らくそうだろうと考え、地元の人に聞く。

「兵庫からゲンゴロウを採りに来たのですが、池に入らせてもらえる許可はどなたに…」。

ふたつ目の池の下で農作業の方に聞くと、すぐ上の畑に女性の方がいるのでその人に聞くようにとの事。

教えられた通りに棚田の畦(あぜ)を登って行くと予想とは違ったお若い方だった。

この集落の池の今年の管理当番だと言われた。

「ダメ」と言われればあきらめてと帰ろうと思ったが、「採集と言えば間違いなく断わられる…」 と一瞬頭をよぎる、とっさに「写真を撮りたいので」と言ってしまった。

「写真が撮れればすぐ帰ります。」とまで。

その方は、断られまいと喋っている僕の話をしばらく聞き、「ゲンゴロウはここ数年で激減してるんです、そういうことならいいですよ」と了承してくれた。

しかも、「ただ水面を眺めてても写真は撮れないだろうから網や、誘引する餌を使ってもいいですよ」とまで言っていただいた。

「ゲンゴロウはこの方をはじめ、この地域全体が守ってて、やっぱり採取は出来ないという事かぁ、今さら採らせてとはなぁ。」というような見苦しい気持ちを見破られまいと必死に隠しながらお礼を言った。

「今日は水温が低いだろうから泳いでるかなぁ、この間は泳いでるの見えたけど。」

その言葉で超本気のスイッチおーん!

池にはコレといった抽水植物群はないが、岸辺より植物が水面に向かって生えている。水際に浸かっている草あたりがモゾモゾと動くので、ゲンゴロウかと思いきや、ツチガエルとメダカの群れ。メダカが何せデカいっ。

網で掬ってみるとゲンゴロウ類の幼虫、まずはクロゲンゴロウだろう2齢幼虫。

そのあとはアオイトトンボのヤゴ、わずかゲンゴロウ幼虫入るも成虫は全くない。

(※画像はクロゲン幼虫ではありません。)

Photo_2
日が暮れ、お目当ては全く入らずに終わったァー。スイッチおーふ!

何も採らずに終わった事を確認してもらいたくて畑に上がったが、さっきの女性はいなかった。「僕が採って帰ると思わないのだろうか…」。

町の方へ移動する間、寝るまでの間、ずーっと考えていた。採りたい、いや捕りたい、いやいや撮りたいっ。このまますごすごと兵庫へ帰れないっ。

「明日もお願いしてみよう。」

翌日もう一度その池へ、しかし昨日の女性は畑にいない。

仕方がないので畑とつながっているお宅へ行くと昨日の女性のご両親と思しき方々がいらっしゃった。

昨日と同じような説明をし、生き物を採らないという約束で何とか了承を得た。ただ、「写真」と説明したので、昨日のように車から網や、誘き寄せる餌を持ち出す事が出来なかった。網を持ち出す姿を見て許可を取り消されると思ったのだ。

カメラ以外持たずに池に向かう、内心「撮影は無理やな、網だけは許可してもらうんだった…」。

昨日の天気がウソのように今日は気温も高い、当然池の水温も高いはず、でも見渡しても全くゲンゴロウの姿は見えない。僅かな草の隙間からクロゲンゴロウの泳ぐ姿を見つけて撮影。ううっ、水中撮影できるコンデジはクロゲンのために買ったのではないっ!網があれば網がっ…!

とそこへ昨日の方が…、神様ありがとー!うっうっ (ToT) 。

とにかく、網と餌を持たせてもらいなんとかリベンジっ!昨日買っておいた「鶏のささ身」はすでに傷みかけてて少ーし臭うではないかっ、しめしめ。ガサガサする間、網を入れない場所にささ身君をセットし数十分…。

クロゲン、ガムシを飽きるほど掬った僕は、気合の無いひと網を入れた。ささ身君の横。

1
うっキャー!
ピチピチと網の中で跳ねる黄色いおなかっ!深緑、いや一色ではないゲンゴロウグリーンっていうべき上翅、その縁のライン。見慣れてるはずのゲンゴロウなのに何故か新鮮。

吸盤の無い前脚、筋の入った上翅、♀です、メスです、雌。

Photo

こうなるともう、泳いでる野生の姿も見てみたいって思う思う。欲張りねー。

虫屋的(?)勘で寄って来そうな浅瀬にささ身をセットし、しばらく待つ。

んーと、ホントに寄って来たー!!!!キャー!!(ToT)/~~~。

ど、動画で撮りました、下手クソですが、なんとか。

太陽光の下、水中を泳ぐゲンゴロウは水槽で見るゲンゴロウより綺麗な色をしています。

動画撮影後、別の個体も見たのでなんと合計3頭も確認できた。

1頭目採った時正直、持って帰ろうかと思いました。黙ってればわからないし、今回コイツを採りに来たんだって…。でも何故かリリースしてしまいました。

2頭目は泳ぐ姿に見とれてて網で掬うのも忘れてました。

池から戻るとその方に撮影したものを見てもらったが、嬉しそうに見せてる自分に気が付いて恥ずかしかった…。

いろんな話をしました、この地域の事や兵庫の事、タガメやゲンゴロウ、遺伝子レベルでの地域差などなど…。それに採集目的で来た事…。

結局、最後までいい格好してしまいましたわぁ。

この池で網を入れるのを許可してくれた方、その御家族、は僕が採らないと思ったから機会を与えてくれたのだと思う。

それを思うとやっぱり持って帰れないね。また行きたいし…。

貴重な体験をさせてもらいました、ありがとうございました。

でもやっぱり持って帰りたかったーっ。                                                         

※場所を特定できないようほんの少しだけ土地の状況等の描写を変えております。

 


  1. ゲンゴロウ
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時間があったので、材採のポイント近くを散策。

このポイントのヒラタで大きいサイズを過去採取した事はないから、なんとか60以上の個体を見てみたい。

手前の池のそばに車を止め山の方に歩いてく…、バス釣りが多いのかゴミやルアーの持ち帰りを促す立て札。

奥の池のそばのクヌギを目指す。

メクレが2、3箇所あったのでこの時期に来てみようと思ってた。

Dscn0119

案の定手前からでも樹液の匂いがぷんぷん。

虫やなくてもつられまんなぁ。

最初に覗いたメクレはコクワ君、「その上のメクレはと…、おっ、BINGOじゃぁないですか。」

Dscn0116
こういう時って大きく見えるもんですね。 で、ちょっと簡単ではないですよーこのメクレ。

掻き出し棒を突っ込んでアゴを押さえたものの、どの方向へ出すのか考えてなかった。

出すべきところ=棒のところっちゅう事がおバカな僕ちゃんやっとわかった。

一旦棒を放すんだっ、いや、でもさすらば逃げられるやないか。そ、そやピンセットがあるやないか、これでこうして。

掻き出し棒とピンセットのバトンタッチ…のはずが、ヒラタ氏くるりと反転、なんとか掴んでるがすごい力で奥へ奥へと引っ込んでゆく。アカン下手うったぁ。

とその時、ピンセットをテコのように動かしたためかメクレの一部崩壊、指でアゴが掴めるようになってしまった。

採れたけどなんか罪悪感、メクレ壊しちまっただーっ。

テンションアゲアゲで挑んだ割にふつうのサイズ、55㎜。

Dscn0117
このあたりは少し細めのこんな感じが多いかな。

先月20日虫友のjyunsei氏と10㎞ほど南で採集。

Jyunsei
このポイントでは結構ガッシリタイプのヒラタがいる、サイズは巨大なのは居ないが小野あたりの個体より太いのが多いと思う。

太めの個体が左端、測定せずにリリースしたけどサイズは56、57㎜程度だと思う。

けどアゴも体も太かった。

Photo_2
♀採れてたら間違いなく持って帰ってたわ。


  1. ヒラタクワガタ
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プロフィール

ひらたげんごろう

Author:ひらたげんごろう
兵庫県産

来世は是非希少昆虫に
生まれ変わりたいと願う
中年。

気まま過ぎて更新に難ありぢゃ。

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